メダカ飼育の基本 ~その3~

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メダカ飼育

こんばんは!
カミユです。

今日は夏休み2日目です。
先日、高圧洗浄機用の高圧ホースが届いたので、朝早めの時間から嫁さんの車の洗車をしました。
天気予報は曇りで、あまり暑くならない予報でしたが、思い切り暑かったです、、、
最近、天気予報が当たらないです。

また、今日もメダカ飼育の基本の続きです。

メダカ飼育の基本 ~その3~

濾過

今日は、先日の水質でも少し触れましたが濾過についてです。
よくメダカの飼育では濾過は要らないと言われていますが、自分はそう思いません。
濾過がなくて飼育できている場合と言うのは特殊な条件であるとおもいます。
例えば池のような水量が有ったり、飼っている個体数が少なかったりと何かしらの要因があると思いますので、特殊な例を除けば濾過をした方が良い結果になりますので、自分は濾過は必須であると考えています。

そもそも濾過とは何か?
濾過には物理濾過と化学濾過と生物濾過の三種類があります。

物理濾過

物理濾過は物理的に濾過を行う事です。
水中に舞う糞や餌の食べ残し等物理的な物を濾し取る事が物理濾過の役割となります。

化学濾過

活性炭やゼオライト、吸着系ソイルなどを利用して有害物質や色素などを吸着させる事で水の濾過を行う事が化学濾過の役割となります。

生物濾過

生物濾過は生物により、水中に溶け込んだ排泄物や餌の食べ残し成分などをバクテリアの力を借りて無害化していく事が生物濾過の役割となります。

メダカ飼育だけでは無く、海水、淡水問わず観賞魚を飼育する場合、生物濾過が特に重要となります。

生物濾過の仕組みですが、特にアンモニアの処理が中心となります。
魚にとってアンモニアはとても有毒で少量でも中毒症状をおこし死を招きますので、このアンモニアをより毒性の低い形へ処理していく事が濾過の中でも一番重要となります。

自然界ではアンモニア→亜硝酸→硝酸塩→窒素と分解されていきますが、水槽内ではアンモニア→亜硝酸→硝酸塩までとなります。
このアンモニアの分解を硝化と言います。
硝化は好気性(酸素を必要とする)バクテリア(濾過細菌)が実施しています。
水槽の中でも硝化の流れはアンモニア→亜硝酸→硝酸塩へと分解されて行きます。
硝化され、右側へ行くほど毒性が低くなっていきます。

最後の硝酸塩を分解する事も可能ですが、硝酸塩を窒素に分解する事を脱窒と言いますが、脱窒できるバクテリアは嫌気性(酸素を必要としない)で一般的な水槽の環境では嫌気性バクテリアの適応環境を作る事が難しくなります。
最終的な残った硝酸塩はどうするかと言うと水草に栄養として吸わせるか、水替えを行い濃度を下げるかの二択になると言っても良いかと思います。

ここで我が家の環境でも行っているエアレーションが重要となります。
アンモニア→亜硝酸→硝酸塩に分解するバクテリアは好気性(酸素を必要とする)なので酸素が有る方が活性化するので生物濾過がより行われるという事です。
さらにバクテリアの住処となる多孔質なリングろ材にバクテリアを多く住まわせエアレーションによる酸素供給で多くのバクテリアが活性化する様にしています。

こうする事でメダカにとって有害な物質を早く無害に近い状態にすることが出来ます。

我が家では硝酸塩の処理のために浮草(オオサンショウモ)を入れて吸わせていますが、浮草が増えて来たら捨ててしまえば、硝酸塩を捨てている事と同じことです。
脱窒は出来ないけれど脱窒と同じような活動を人間の手でしている形ですね。
これは繁殖力が旺盛な浮草に限らず捨てられるならば水草でも何でも良いわけです。

ちなみにバクテリアは何処に居るのかと言う質問がよく出ますが、空気中に普通に居ます。
バクテリア剤は不要であると言う意見はこのためです。
自分は最初の安定するまではバクテリア剤に頼ったりしても良いと思いますが、PSBなどの方が濾過バクテリアの繁殖を促すと思っていますのでそちらをオススメします。

水替え

水を綺麗にすることが水替えの目的ですがそれだけではありません。

濾過でも記載しましたが、水槽飼育での水替えの意味は硝酸塩を捨てることです。
水替えは減らすばかりではなく実は足す効果もあります。
水草などを育てている場合、水草が水中のミネラル分を消費しますので、その補給の意味もあります。
それ以外にも濃くなりすぎたグリーンウォーターの構成要素である植物性プランクトンを適度に減らしたりと色々な意味があります。

水槽飼育は閉鎖環境です。
屋外であろうと、屋内であろうと閉鎖環境で有ることは変わりませんので出来るだけ、増えた物(この場合硝酸塩等)、減った物(水中のミネラル等)を元に戻す事が重要になります。
なので定期的な水替えが必要になります。

水替え不要などと言う製品が売りに出されますが、上記の事を考えると信憑性が薄いので騙されないようにしましょう、、、

今日はこの辺りで、、、

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