メダカ飼育の基本 ~その2~

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メダカ飼育

こんばんは!
カミユです。

今日から今週いっぱい夏休みで、嫁さんの片付けの手伝いと不用品をリサイクルショップへ売りに行ったりで疲れ果て昼寝を数時間してしまい更新が遅くなってしまいました、、、
メダカ飼育の基本の続きです。

メダカ飼育の基本 ~その2~

水質

メダカにとって良い水質というのは、メダカが健全に生きる事が出来る水という風に自分は解釈をしていますので、それに沿って話したいと思います。

メダカは日本在来種なので、日本国内の水質に広く対応しています。
極度に酸性に傾いていたり、アルカリ性に傾いていると難しいかも知れません。
pHについては興味があれば簡単な試薬なども有るので図ってみると良いかも知れません。
日本は中性付近で軟水の地域が殆どです。

水道水については、全国共通の基準があるので水道水を利用する場合には、カルキ抜きさえ使っていれば全国どこでも安心安定の水と言えるかと思います。
井戸水や湧き水などを利用する場合については、温泉地など特殊な地域以外で、やはり日本は中性付近で軟水なので、少しづつ試してから本格的に使ってみると良いかも知れません。
ただし、井戸水や湧き水の地下水は工場などが近くにある場合、化学物質に汚染されている場合もあるので注意が必要です。

ちなみに軟水とか硬水と言う水質区分も有り、基本的に日本は軟水です。
GHとかKHと呼ばれる数値もあるので、こちらも興味があれば試験紙が売っているので、確認して見ると良いかも知れません。
難しい水草とかを育てている場合、この数値を気にしたりしますがメダカ飼育には無関係位な数値ですね。

グリーンウォーターとクリアウォーター

水質に含めようかと思いましたが、独立させました。
濾過についても触れていますが、今回は触りだけで濾過についての詳細は、今後の「メダカ飼育の基本」で書いていきます。

メダカの飼育でクリアウォーターにするかグリーンウォーターにするか悩ましい選択だと思います。
我が家では基本的にクリアウォーター飼育としています。

水替え直後のクリアウォーター
これは勝手になったグリーンウォーター

自分の考えでは、エアレーション設備などが無い場合は、ある程度の水量を稼ぎつつグリーンウォーター飼育がベストだと考えています。
理由としてエアレーション設備無し、有りを比べると好気性濾過細菌の活性度でエアレーション無しの方が不利になると思われるからです。これはエアレーションが無い場合、クリアウォーターの方がグリーンウォーターより濾過能力に劣るという事です。
グリーンウォーターであれば濾過細菌の代わりとまでは言いませんが、メダカにとって有害な物質をグリーンウォーターの構成要素である緑藻などの各種植物性プランクトン類が取り込む事をするから、全く濾過の無い状態より勝るからです。

我が家の場合、ザルに多孔質のリングろ材を入れエアレーションを行うことで好気性濾過細菌の活性度を上げ簡易濾過装置(生物濾過)としています。

ザルに多孔質リングろ材を使った簡易ろ過装置

これによって濾過細菌がメダカにとっての有害物質であり、グリーンウォーターになる要素を取り込み分解することで、クリアウォーターがある程度保たれます。何故ある程度と記載したかと言うと、簡易濾過(生物濾過)のみの為、濾過装置程の生物濾過能力がないのでグリーンウォーターが自然と発生します。

我が家の場合、管理優先でクリアウォーターとしていますが、針子や稚魚などの育成ではグリーンウォーターの方が良いと言う意見が多々あります、コレについてはその通りだと思っていますし、否定するどころか、むしろ肯定します。
何故良いのかと言うと言うと、メダカの場合、口から摂取する方法の他にエラからも摂取する事が出来るためにグリーンウォーターの構成要素で有る緑藻などの植物性プランクトンを常に摂取することが出来る為に、飽和給餌の状態を維持できるからで有ると思います。

「飽和給餌」と言う手法についてですが、これは餌を複数回与える事で常に魚が満腹の状態を作り、成長や産卵を促す手法です。日に何度も餌をやると成長が早いと言うのは皆さんご存知かと思いますが、これを飽和給餌と言う訳です。

グリーンウォーター飼育で一点、気を着けなければ行けないポイントがあり、それは通常の飼育よりpHの状態が高いことです。phの状態は通常7前後の中性ですが、グリーンウォーター飼育の場合、各種植物性プランクトンが水中に溶け込んでいる二酸化炭素を消費する為に、ph10程のレベルまで高くなり事があります。
クリアウォーターでの飼育環境からの導入や容器の入れ替えなどをする場合には、メダカがpHショックを起こさないように注意が必要です。

クリアウォーターで飼育する事とグリーンウォーターで飼育する事、どちらもメリットが有るので、好みや管理のしやすさを考えて選択すれば、どちらでも良いかと思います。

今日はこの辺りで、、、

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